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» 2020年07月02日 08時27分 公開

観客に会えるまで……公演配信は「つなぎ」ライブハウス支援継続訴え (1/2)

新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念される中、無観客公演の配信に注目が集まっている。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念される中、無観客公演の配信に注目が集まっている。大阪府は「3密」の条件がそろいやすいライブハウスのほか、漫才や落語といった「小屋文化」を担う演芸場などを支援するため、配信費用の一部を補助。府外では大物バンドが興行的に成功を収め、可能性が広がるかにみえるが、専門家は「通常公演再開までの『つなぎ』」として、事業者への支援継続が不可欠と訴えている。(尾崎豪一)

大阪府は最大70万円

 大阪府は、無観客公演の動画を配信するライブハウスや劇場、演芸場などの小規模施設に最大70万円を支給。これまでに200件以上の申請があり、補助金受給が決まった施設は130件を超えた。

 ライブ・エンターテインメント市場の統計調査を行うシンクタンク「ぴあ総研」の笹井裕子所長は「ライブハウスは過去にクラスターが発生したため、足を運ぶことをためらう人が多い。支援は必要だ」と評価した。一方で「無観客公演は、来場者を伴うライブ再開までファンとアーティストをつなぐ役割だ。ライブの代わりにはならない」とも話す。

販売額7割減の試算

 ぴあ総研によると、音楽ライブやステージ公演の市場規模(チケット推計販売額)は平成22年に3159億円だったが、昨年は6295億円(速報値)にまで成長した。

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