NTTドコモは2日、2025年大阪・関西万博の会場全域で開幕前の早期に第5世代(5G)移動通信システムを整備すると明らかにした。開幕前に整備し、会場建設の際に5Gを活用することで工事の効率化に役立ててもらう。また、会場内外でITを活用して効率的な移動を可能とする次世代移動サービス「MaaS(マース)」を行うことも明らかにした。
高本寛関西支社長が産経新聞のインタビューで述べた。大阪湾の人工島、夢洲での会場建設では、ITを活用した作業員や車両の最適配置なども行われる予定。5Gの整備でその動きを後押しし、スムーズな会場建設につなげてもらう。
また、万博ではIoT(モノのインターネット)を使った先進技術なども披露される見込みで通信環境がその基盤となる。高本氏は「全ての来場者に快適な5Gを提供する」と基地局整備を急ぐ意向を示した。
一方、マースでは来場者の許諾を得て移動や購買の履歴などをタクシー、バス会社などと共有し、大阪周辺観光で各人に合わせた最適な交通手段や意向に沿った観光施設などを提案。ドコモはマースの基盤システム開発などを目指す。高本氏は「来場者の快適な移動や周辺観光につなげたい」と話した。
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