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» 2020年09月22日 10時14分 公開

老舗醤油店に起きたツイッターの「奇跡」 (1/2)

山陰地方の老舗しょうゆメーカーの社員が短文投稿サイト「ツイッター」でつぶやいた内容が「ほんわかした」と共感を呼んでいる。

[産経新聞]
産経新聞

 山陰地方の老舗しょうゆメーカーの社員が短文投稿サイト「ツイッター」でつぶやいた内容が「ほんわかした」と共感を呼んでいる。同社の公式ツイッターのフォロワー(登録者)数が5人だったのが40人に増えたことについて「上司と同僚が『メッチャバズってる』と言ってくれた」と喜んだのだ。インフルエンサーなどインターネットでの影響力の大きさが重要視されている昨今、公式ツイッター担当としての苦労もしのばれる投稿で、瞬く間に拡散されてフォロワー数が9万人に。同社商品への注文も殺到し、商品が完売する“奇跡”が起きた。

安本産業の店舗=9月、松江市

18万「いいね」

 話題となったのは、「やすもと醤油(しょうゆ)」を製造・販売する松江市の老舗しょうゆメーカー「安本産業」の公式ツイッター。8月26日、入社6年目の30代男性社員がつぶやいた。

 「(一応)企業アカウントなので成果がないとツイッターを辞めさせられてしまう厳しい世界です」としたうえで、こうつづった。

 「アカウントを見た上司と同僚が『フォロワーが40人もいて、いいねもたくさんついててメッチャバズってるじゃん!』と言っていました。当分の間は大丈夫そうです」

話題になった「やすもと醤油」のツイッターの投稿

 「バズる」はネット上で話題になることの意味。この投稿を見つけた人たちから、同社の公式ツイッターに「ほんわかする会社」「頑張ってください」などと応援する投稿が相次いだ。社員の投稿に対して賛同を示す「いいね」は18万件を超え、公式ツイッターのフォロワー数も40人だったのが一気に9万人に激増。同社のテーマソングを作る熱心な応援もあった。

「時間が取れそう」と担当に

 同社の創業は明治18年。大政奉還で職を失った6代目当主が「安本醤油店」を開業した。その後、株式会社化するなど事業を拡大。近年は「薫製しょうゆ」や「薫製ドレッシング」の販売にも力を入れている。

 そんな同社も今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが落ち込んだ。5月、社内の会議で対策を話し合っていたときに出てきたのが、ホームページの刷新と公式ツイッターの開設だった。

 社員は当時9人。いずれもツイッターの経験がなかった。白羽の矢が立ったのは、「作業の合間に時間が取れそう」という、製造と営業を兼務する30代男性だった。

 それまで男性はツイッターをしていなかったが、6月に公式ツイッターを開設。1日に1回程度のペースで、「明日は人気ナンバーワン(※当社比)のくんせいナッツドレッシングの製造です。気合入れて作りますよー」「今日はなんとウルトラマンの日だそうですよ!!子供の頃から大好きで、今でも自分のスーパーヒーローです」など、自社製品の紹介や日常生活をつぶやいた。 

フォロワー急増に「壊れた?!」

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