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» 2020年11月04日 08時38分 公開

CFで実現「オンライン修学旅行」で伝える観光と歴史 (1/2)

「子供たちに修学旅行をプレゼントしたい」。新型コロナウイルスの影響で修学旅行が中止になったり延期になったりした小学生に対し、クラウドファンディング(CF)で資金を募って「オンライン修学旅行」をプレゼントしている。

[産経新聞]
産経新聞

 「子供たちに修学旅行をプレゼントしたい」。新型コロナウイルスの影響で修学旅行が中止になったり延期になったりした小学生に対し、クラウドファンディング(CF)で資金を募って「オンライン修学旅行」をプレゼントしている会社がある。広島で自転車による観光案内などを展開している「mint」(広島市)。同社は新型コロナ禍で売り上げは激減しているが、同じく影響を受けている修学旅行をオンラインで実現することで、子供らに学びと笑顔を届けたいという。

原爆ドームの前で解説をする福原信太郎さん=広島市中区

自転車で被爆遺構めぐり

 9月23日、広島市中区の原爆ドーム前にスマートフォンを操作する2人の男性がいた。mint社長の石飛(いしとび)聡司さん(40)とガイドの福原信太郎さん(50)だ。この日、同社の新事業「sokoiko!ピースルートオンライン」の第1回が行われ、広島市立小学校4年の約30人がオンラインで参加した。

 2人は画面越しに児童たちに自己紹介をした後、ガイドツアーがスタート。まずは福原さんが平和記念公園内を案内し、広島市の成り立ちや原爆ドームについての歴史を語っていく。時折クイズを出すと児童たちも楽しそうに答えていた。

 その後も公園内を歩いて回り、原爆の子の像や原爆死没者慰霊碑、平和の灯(ともしび)、被爆樹木「アオギリ」などを紹介した。その間に石飛さんは広島電鉄本社(同区)に移動。被爆電車を紹介すると、児童らは興味津々の様子だった。

原爆死没者慰霊碑をガイドする福原さん=広島市中区

外国人観光客に人気

 同社は平成28年創業。広島で「ガイドブックには載っていない旅」をコンセプトにしたサイクリングガイドツアーを展開している。初年度こそ利用客は数十人程度だったが、口コミで評判が広がり、昨年度は延べ約千人にまで拡大した。利用客の約95%が外国人観光客。旅行の口コミサイト「トリップアドバイザー」で「広島の屋外アクティビティ1位」との評価を得るまでになった。

 だが、外国人観光客の人気が高かっただけに、新型コロナウイルスの影響は大きかった。「売り上げは前年同月比で90%以上の減少。売り上げがまったくない月もありました」と石飛さんは振り返る。

オンライン修学旅行で自己紹介をする(左から)石飛聡社長と福原信太郎さん=広島市中区
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