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» 2020年12月11日 08時06分 公開

2020年流行はネット配信から 巣ごもりで躍進 テレビ局も力 (1/2)

新型コロナウイルスの感染拡大で「巣ごもり」を余儀なくされた今年は、インターネットで配信される動画の影響力が増した一年となった。

[産経新聞]
産経新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大で「巣ごもり」を余儀なくされた今年は、インターネットで配信される動画の影響力が増した一年となった。配信発のドラマ「愛の不時着」は今年の流行語トップ10に入り、女性グループ「NiziU(ニジュー)」はNHK紅白歌合戦に初出場する。地上波の番組を配信で見る人も増えており、テレビ各局は若年層を中心とする配信視聴者の取り込みにも力を入れる。(道丸摩耶)


 NHKが大みそかに放送する紅白歌合戦。今年の出場者発表で、本格デビュー前ながら初出場を射止めたのが、日韓女性グループ「NiziU」だ。

 NiziUは動画配信サービス「Hulu(フールー)」で知られることになった。メンバーになるための公開オーディションの様子を追ったドキュメンタリー「Nizi Project」では、夢を追う少女たちの熱い姿と、指導・育成するJ・Y・Parkさんが話題に。1月から全20話が配信され、若年層だけでなく、孫から教えてもらった高齢者まで取り込んで大人気となった。

 配信からのヒットといえば、Netflix(ネットフリックス)が配信した韓国ドラマ「愛の不時着」「梨泰院(イテウォン)クラス」も同様だ。韓国人令嬢と北朝鮮将校の愛を描いた「愛の不時着」は、2月の配信開始以降、200日以上も総合トップ10に入る根強い人気。広報担当者によると、ネットフリックスの有料会員は今年8月末時点で500万人を突破し、1年で約200万人も増えたという。


 ネットで動画を視聴する動きはコロナ禍によって加速した。「インプレス総合研究所」(東京)が5月に行った調査では、外出自粛期間中に「無料の動画を見る」(27.5%)と答えた人は、「テレビ番組を見る」(26.3%)人を上回った。普段よく見る映像、動画の種類では「リアルタイムのテレビ番組」が69.6%と最多だったが、「YouTube」などの動画共有サービスや、動画配信サービスを視聴する人は前年より増加した。

 配信動画の躍進を、テレビ各局も手をこまねいているわけではない。自局の配信サイトや共同のポータルサイトで番組配信を行い、利用者も増加している。民放番組を無料配信する「TVer」は今年9月の利用者が1350万人となり、前年9月(約900万人)の1.5倍に。人気コンテンツ(9月までを集計)は連ドラで、1位の「恋はつづくよどこまでも」(TBS)は1841万回再生されている。

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