ニュース
» 2020年12月17日 12時26分 公開

くら寿司・田中社長、省人化「最終的に2割削減できる」 完全非接触サービスも

来年末までに国内全店舗で計画している、自動受付案内機やセルフレジなどによって入店から会計まで店員を介さず利用できる完全非接触サービスと合わせて、段階的に進める。

[産経新聞]
産経新聞

 回転ずしチェーン大手、くら寿司の田中邦彦社長は16日、産経新聞のインタビューで店舗スタッフの省人化を進めると明らかにし、「最終的に(店舗スタッフを)2割くらいは削減できる」と述べた。来年末までに国内全店舗で計画している、自動受付案内機やセルフレジなどによって入店から会計まで店員を介さず利用できる完全非接触サービスと合わせて、段階的に進める。(聞き手 田村慶子)

インタビューに答えるくら寿司株式会社の田中邦彦社長=16日、大阪府貝塚市(彦野公太朗撮影)

 厨房を除くスタッフが1店舗当たり混雑時に最大で7人いるが完全非接触型店舗なら「4人程度で運営できる」。閑散時は通常3〜4人で、同様に2人まで減らせるとみる。チェーン全体でも店舗スタッフを約2割減らせるとみている。

 空いたスタッフを他の仕事に充てることも検討する。例えばセルフレジで客が精算する間に使用後の食卓を片づけて客の待ち時間を減らし回転率を上げるなどの取り組みを、一部の店舗で進めているという。

 完全非接触型店舗では、来店した客の案内や食事した皿の枚数確認などスタッフの作業を省くことができる。同社は11月、この仕組みを導入した東京都豊島区の店舗を皮切りに、来年末までに70億円を投じ、新規出店も合わせ全約500店を完全非接触型にする計画だ。

 田中社長は「先進国では人件費が高騰するのは自明の理。少子化で働き手も少なくなる。いいものを安く売るには(作業を単純化し、省力化する)システムが必要」と説明した。

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆