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» 2020年12月22日 08時26分 公開

ピンポン玉大の超小型衛星数千個を編隊飛行 ロケットベンチャーが衛星事業に参入

ロケット事業は開発から打ち上げまでに多くの時間と資金が必要となる。より短期で資金回収できる衛星事業との組み合わせで事業基盤の強化を図る。

[産経新聞]
産経新聞

 ロケットベンチャーのインターステラテクノロジズ(IST、北海道大樹町)は21日、令和3年の年明け早々に設立する全額出資子会社を通じて、衛星事業に参入すると発表した。ロケット事業は開発から打ち上げまでに多くの時間と資金が必要となる。より短期で資金回収できる衛星事業との組み合わせで事業基盤の強化を図る。

インターステラテクノロジズ子会社「Our stars」(アウアスターズ)による衛星事業のイメージ(インターステラテクノロジズ提供)

 新会社「Our stars(アウアスターズ)」は、ピンポン玉大の極超小型衛星数千個の編隊飛行による通信インフラの構築、超低高度(高度150〜200キロ)を周回する衛星による地球観測サービスなどを手がける。

 さらに2024年の国際宇宙ステーション(ISS)の運用終了を見据え、タンパク質合成など宇宙空間でのさまざまな実験を企業や研究機関などから受託する。

宇宙ベンチャーのインターステラテクノロジズが完成した新しい本社棟(写真左)と工場=北海道大樹町(同社提供)

 ISTは軌道投入ロケット「ZERO(ゼロ)」を令和5年の打ち上げに向けて開発を進めているが、創業者で新会社の社長に就く堀江貴文氏は同日、現地での記者発表会で「別の打ち上げ手段を活用することもありうる」と述べ、ZEROの打ち上げよりも前に衛星事業を始める可能性があることを明らかにした。

 ISLはZEROの組み立てや開発を進めるため、大樹町に新しい本社棟と工場を建設した。工場棟は平屋建てで建築面積は809平方メートル。従前から手がけている小型観測ロケット「MOMO(モモ)」も含めて、複数のロケットを同時に組み立てられる。

 本社棟は2階建てで延べ床面積は約1千平方メートル。1階は部品の組み立てなどの作業場、ロケットに載せる荷物(ペイロード)の保管室がある。

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