ニュース
» 2021年04月08日 08時27分 公開

自動運転に対応 高精度3次元地図を一般道にも拡充へ

将来の自動運転対応車の普及を見据え、より多くの車種への採用を目指す。

[産経新聞]
産経新聞

 デジタル地図開発のダイナミックマップ基盤(東京都中央区)は7日、自動車の自動運転や先進運転支援システムに必要な高精度3次元地図データについて、令和5年度に、現在の高速道路、自動車専用道路から一般道にも収録範囲を広げると発表した。将来の自動運転対応車の普及を見据え、より多くの車種への採用を目指す。

ダイナミックマップ基盤の高精度3次元地図データのイメージ(同社提供)

 現在は国内の高速道路など約3万キロの3次元地図データが完成しているが、5年度には約8万キロに拡張し、ほぼすべての国道を網羅するかたちにする。さらに6年度には都道府県の主要地方道もデータ化を進め、約14万キロまで増やす。

 同社は、平成31年4月にグループ会社化した米デジタル地図開発、アッシャー(ミシガン州)の持つ地図データ生成の自動化技術を活用して低コスト化も図る。また日米で地図データのフォーマット(規格)の統一を図り、3次元地図データの海外展開をも模索する。

 ダイナミックマップ基盤の高精度3次元地図データは、車線や中央線、停止線、路肩、信号機や標識の位置を取り込む。特に信号や標識は高さまで正確に取り込み、「クルマが読む地図」(稲畑社長)に仕上げた。

 例えばカーブの多い場所を走行する際、車載センサーのみだと、減速しきれずに車体の揺れが左右に大きくなることがあるが、3次元地図データを搭載した車だと、あらかじめカーブの場所を認識しているため、カーブの前で確実に減速できるという。

 同社の3次元地図データは、国内では日産自動車に続き、ホンダが今年3月に発表した高級セダン「レジェンド」にも採用されている。

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆