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» 2021年04月19日 09時23分 公開

現実を超える仮想空間の「分身」 自分に代わり仕事、未来も予測(1/2 ページ)

 

[産経新聞]
産経新聞

 

 朝、目覚めると会社の会議で説明する資料ができていた。寝ている間に自分の「分身」が仕事をしてくれたようだ。昨日、会社から転勤の辞令を受けたが、従おうと思う。3年後に増える給料は、家族と別れて暮らすデメリットを上回る。自分そっくりの3次元映像が教えてくれた。このままの食生活が続けば5年後に病気になるとも言われた。お昼は弁当にしよう−。

 こんな暮らしが、「デジタルツイン(仮想空間上の双子)」と呼ばれるIT技術で可能になろうとしている。社会活動や生活で収集した膨大な個人データを活用し、分身が自分に代わって仕事を片付け、未来を予測し、人生の岐路で賢い判断を促してくれるのだ。


 さまざまなモノがインターネットでつながる「IoT」(インターネット・オブ・シングス)で、身の回りの情報が連動し始めた。自宅の冷蔵庫内の食料とネット情報の天気予報を組み合わせて、自分にお勧めの夕飯の献立がスマートフォンに表示されるといった具合にだ。

 あらゆる個人データは仮想空間に保存され、「本人」そのものを表現できるほどに肥大化している。人工知能(AI)で、それらデータの塊が思考力や感情を併せ持てば、もうひとりの「自分」が完成する。

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