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» 2021年05月20日 07時56分 公開

流通、飲料で「減プラ」加速 容器切り替えや再生樹脂(1/2 ページ)

流通や飲料メーカーの間で、専用容器を回収して再利用したり、商品容器にリサイクル素材を導入したりするなど、石油由来のプラスチックの使用量を減らす「減プラ」の動きが加速し始めた。

[産経新聞]
産経新聞

 流通や飲料メーカーの間で、専用容器を回収して再利用したり、商品容器にリサイクル素材を導入したりするなど、石油由来のプラスチックの使用量を減らす「減プラ」の動きが加速し始めた。消費者の環境意識の高まる中、商品・サービスにも環境配慮を打ち出すことで、価値向上とESG投資を両立させるねらいもある。

イオンリテールが導入する「Loop(ループ)」で販売される商品の一部。容器は使用後に返却すると、容器代が返金される仕組みだ(イオンリテール提供)

 イオンリテールは19日、米国発ベンチャーと組んで繰り返し使えるリユース容器を採用した食品や日用品6社の13品目を、東京など3都県のイオンやイオンスタイル計19店で25日から販売を始めると発表した。

 同社が提携したサービス「Loop(ループ)」では、菓子や洗剤など協業メーカーの商品を専用容器で消費者に販売し、使用後の容器を回収・洗浄して、メーカーが再利用する容器循環の仕組みを構築。商品価格は通常品よりも高いが、容器を返却すると容器代は消費者に返金され、アルミ缶登場前に一般的だった瓶ビールの販売・回収の仕組みに類似する。今回の取り組みでは、販売するイオンリテールの店頭に回収ボックスを設置する。

 イオングループは2030年までに使い捨てプラスチック使用量を半減する目標を掲げており、今年8月末までに導入店舗50店、品目数も来年春に約50品目に拡大させたい考えだ。

 良品計画も4月22日、無印良品で展開する飲料12品目の容器をペットボトルからアルミ缶へ切り替えると発表。担当者は「現時点ではアルミの方がリサイクルしやすい」と話す。容器変更で透過光による商品劣化がなくなり、消費期限も伸びる利点もある。

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