ニュース
» 2021年06月15日 08時50分 公開

埼玉発 “新生西武園” 昭和テーマが好評 USJ再建の立役者とタッグ(1/2 ページ)

改装でタッグを組んだのは大阪市のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンをV字回復に導いた森岡毅氏が率いるマーケティング会社の刀だ。

[産経新聞]
産経新聞

 西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市)が大規模改装を終え5月19日に開業した。コンセプトに据える高度成長期の「昭和の町並み」や、怪獣映画「ゴジラ」をテーマにした世界初のアトラクションが話題を呼び、想定以上の来園者を集めている。改装でタッグを組んだのは大阪市のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)をV字回復に導いた森岡毅氏が率いるマーケティング会社の刀(同市)だ。

昭和の商店街を細部にまでこだわって再現した「夕日の丘商店街」=5月18日、埼玉県所沢市(深津響撮影)

路面電車が鎮座

 西武鉄道山口線の西武園ゆうえんち駅。駅を降りるとすぐに“新生西武園”の幕が開ける。路面電車がエントランスに鎮座する姿にいきなり「昭和」に引き込まれる。

 遊園地に入ると眼前に広がるのは昭和の商店街を再現した「夕日の丘商店街」。八百屋がバナナのたたき売りをしたり警察官が泥棒を追いかけたりと、熱のこもったライブパフォーマンスが“昭和感”を一気に盛り上げる。

 さらに、当時の物価を再現した園内通貨「西武園通貨」を使ってナポリタンを食べたり、お土産を買ったりといった体験も。来園者を楽しませる仕掛けが満載だ。

 昭和を代表する大怪獣、ゴジラのアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド」も大きな目玉だ。小高い丘に建つ映画館を舞台に、特殊装甲車に乗り込みゴジラやキングギドラなどの怪獣同士の激闘をかいくぐって逃げるスリリングな体験ができるのが売りだ。

 リニューアル後の滑り出しは上々で「ターゲットのファミリー層やテーマパーク好きの若い女性を中心に開業2週間で来場者数は想定を超えている」(担当者)という。

怪獣映画「ゴジラ」をテーマにしたアトラクションの舞台となる映画館=5月18日、埼玉県所沢市(深津響撮影)

38万人まで落ち込み

 西武園ゆうえんちの開業は昭和25年。大観覧車やジェットコースターなどのアトラクションを積極的に導入し、63年度には約194万人が訪れる人気遊園地となった。しかし、レジャーの多様化に施設の老朽化も進み、令和元年度の来園者は約38万人にまで落ち込んだ。

       1|2 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆