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» 2021年06月23日 07時50分 公開

日本電産永守会長「これ以上の人物いない」 株主総会で新CEOの関氏を評価

日本電産は22日、京都市内で株主総会を開き、総会後の取締役会で創業者の永守重信会長から関潤社長に最高経営責任者(CEO)を引き継ぐことを決めた。

[産経新聞]
産経新聞

 日本電産は22日、京都市内で株主総会を開き、総会後の取締役会で創業者の永守重信会長から関潤社長に最高経営責任者(CEO)を引き継ぐことを決めた。永守氏は成長戦略に位置付ける電気自動車(EV)用モーター事業など今後も経営に携わりながら、関氏のサポートに注力すると訴えた。

 「日本中の経営者を探したが、もはやこれ以上の人物はいない」

株主総会後の記者会見に出席した日本電産の永守重信会長(右)と関潤社長=22日、京都市内

 永守氏は株主総会の冒頭で、関氏をこう評した。日産自動車のナンバー3だった関氏は昨年4月、永守氏から社長に招かれた。関氏は新型コロナウイルス禍の中、令和3年3月期連結決算で増収増益を達成。日産での経験を生かして車載向けモーター事業を主導し、セルビアでの工場新設も取りまとめた。

 就任1年での実績に、永守氏の評価は高い。総会で生え抜きの経営者が育つ時期を株主から問われた永守氏は「実績主義で一番貢献した人が上になるべき。プロパー(生え抜き)が(社長になることが)必ずしも正しいとは思わない」と関氏への信頼をにじませた。

 ただ、永守氏は「2030年までに連結売上高10兆円達成」との目標に向け、今後も代表取締役会長としてコミットしていく考えだ。永守氏は「M&A(企業の合併・買収)の目利きなどをしながら、自分のやるべきことを定めていく」と力を込めた。

 関氏はCEOを引き継ぐことについて「非常に緊張している。日本で屈指の難しい引き継ぎだ」と表情を引き締めた。今後、30年の目標達成に向けた経営計画の策定を主導する役割が求められる。目標達成でカギを握るEV用モーターシステムの成長戦略をどう描くか注目される。

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