ニュース
» 2021年10月14日 07時52分 公開

シーテック、オンライン開催で消費者意識 動画でPRも

照明と風を組み合わせた快適な目覚めの研究や、新型コロナウイルス対策関連商品などを動画付きで分かりやすく展示し、新規顧客の開拓につなげたい考えだ。

[産経新聞]
産経新聞

 19日開幕のデジタル家電やITの国内最大の見本市「CEATEC(シーテック)」は2年連続でオンライン開催となり、これまで主に商談の場として活用していた電子部品各社が、一般消費者や取引のなかった企業をターゲットにした商品PRに注力している。照明と風を組み合わせた快適な目覚めの研究や、新型コロナウイルス対策関連商品などを動画付きで分かりやすく展示し、新規顧客の開拓につなげたい考えだ。

京セラとダイキン工業が共同で研究する「パフォーマンス向上起床システム」のイメージ

 京セラは13日、シーテックで公開を予定する最新技術や商品を発表した。ダイキン工業と共同で研究した「パフォーマンス向上起床システム」は、起床時間になると空気の渦を顔にやさしく当てるとともに、太陽光に近い発光ダイオード(LED)照明によって快適な寝覚めを提供するシステム。東北大加齢医学研究所が学生20人を対象に実施した実験では、同システムで起床すると通常の目覚まし時計と比べ、起床直後の認知機能や気分が改善することが確認された。

 「わかりやすい字幕表示システム」は、聞き取りづらいアクリル板越しの会話を助ける新商品。透明なスクリーンを貼り付けることで既存のアクリル板に音声をリアルタイムで字幕表示でき、市役所などの窓口での活用が期待される。

 村田製作所は、一般消費者向けに二酸化炭素濃度を計測して換気のタイミングを通知する「AIRSual(エアジュアル)」を出展予定。次の換気までの時間を予測する機能も備えており、クラスター対策などへの効果が期待される。

 ニチコンも電気自動車などから家庭へ電気を供給できる製品を出展予定で、温室効果ガス排出量の実質ゼロ実現へ向けた動画とともに自社製品をPRする。

 シーテック実施協議会によると、初のオンライン開催となった昨年は延べ約15万人が来場。幕張メッセ(千葉市)で開催していたときと比べて遠方からの参加が増えている。電子部品メーカーのなかには、これまで取引のなかった企業との接点ができた事例もあったという。このため各社は商品の内容を丁寧に解説する動画や専用サイトを作るなど、新規顧客に向けた分かりやすさを重視した展示にシフトしている。

 京セラの担当者は「今年は商品紹介だけでなく、プレゼンテーションの動画を増やした。オンラインの特性を生かし、多くの人に自社の魅力を伝えたい」と話している。(桑島浩任)

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆