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» 2021年12月23日 08時40分 公開

大成建設社長 相川善郎さん(64) 首都圏の駅周辺再開発多く積極参入

大型工事が一巡し、昨年から競争環境はここ十数年で一番厳しかった。プラス面では半導体や製薬系の工場案件が増加傾向だったことがある

[SankeiBiz]
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――現在の受注状況と今後の見通しは

 「大型工事が一巡し、昨年から競争環境はここ十数年で一番厳しかった。ただ、やや右肩上がりになってきており、来年は少し良くなる。プラス面では半導体や製薬系の工場案件が増加傾向だったことがある」

――5月に策定した中期経営計画では脱炭素分野を重点課題としている

 「(ビルの温室効果ガスの実質排出量をゼロにする)『ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)』の技術は国内一と自負している。既存ビルの脱炭素化需要も増加が見込まれ、異業種と連携しつつ今後も注力する。わが社も開発を進めている脱炭素型コンクリートは価格面が課題だが、一般的なコンクリートと同程度に広く使われるまでにはあと5年ほどではないか」

――11月には北海道室蘭市と洋上風力発電事業で連携した。このタイミングで参入する意図は

 「沖合では(基礎を海に浮かべる)浮体式が主力となる。他社はまず(基礎を海底に固定する)着床式から参入しているが、うちは浮体式で先陣を切る。エネルギー関連は地産地消モデルとすることが重要で、今後も自治体と連携を図り、地方創生に貢献したい」

――今後の建設受注で注目する案件は何か

 「首都圏の駅周辺再開発案件が多数あり、期待できる。積極的に参入したい。高速道路など交通インフラのリニューアルにもますます力を入れ、わが社の強みであるエンジニアリング分野もさらに強化する」(飯嶋彩希)

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