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» 2022年01月19日 09時23分 公開

シャープが新素材 密閉空間の湿度を狙い通りに

任意の湿度を保てる固形の商品は世界初という。電力を使わずに楽器や電子機器、食品などを最適な湿度で保管することが可能で、今春から企業向けに展開する。

[産経新聞]
産経新聞

 シャープは18日、密閉空間を任意の湿度に調整し、維持することができる新素材「TEKIjuN(適潤)」を開発したと発表した。任意の湿度を保てる固形の商品は世界初という。電力を使わずに楽器や電子機器、食品などを最適な湿度で保管することが可能で、今春から企業向けに展開する。

シャープが開発した密閉空間を狙った湿度に保てる新素材「TEKIjuN(適潤)」(シャープ提供)

 適潤は空気中の水分を吸収したり、ためている水分を放出したりすることで、密閉空間を任意の湿度に保つ機能を持つ新素材。これまで同様の機能を持つ液体の素材はあったが、液漏れのリスクや湿度調整の性能に課題があった。

 同社によると、適潤は成分を調整することで湿度40〜90%の範囲で任意の目標湿度を設定できるため、楽器やカメラ、医薬品、ワインなどの多種多様な保管用途に適しているという。

 密閉空間に適潤を入れると2〜3時間で目標湿度となり、効果は基本的に半年間持続する。湿度を一定に保つ性能が高い「ビーズ型」と、湿度の急激な変化に対応できる「シート型」の2種類があり、用途に応じて使い分けができる。

 同社の担当者は「電力がなくても湿度を維持できるのが強み。従来の乾燥材などと大きく変わらない価格で展開したい」と話した。数年以内に売上高10億円を目指すという。(桑島浩任)

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