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» 2022年01月25日 07時56分 公開

コマツ社長 小川啓之さん(60) 脱炭素 建設・鉱山機械の動力多様に

半導体不足などの影響はあるが、部品や車両はどの拠点からも、さまざまな市場に出せるようにしている。令和4年度の需要は今年度並みか少し上振れるだろう

[SankeiBiz]
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――令和4年度の需要見通しは

 「足元の受注状況は過去最高の売上高を達成した平成30年度に近い水準だ。半導体不足などの影響はあるが、部品や車両はどの拠点からも、さまざまな市場に出せるようにしている。令和4年度の需要は今年度並みか少し上振れるだろう」

コマツ 小川啓之社長

――コンテナ不足はいつごろ解消しそうか

 「コンテナ不足の影響で、特に北米向けはリードタイムが通常の1.5〜2倍に伸びているが、コンテナ船ではなく貨物を積んだトラックごと輸送する船を使ったり、後付け部品を航空便で輸送したり、航路を変更したりするなど工夫して対応している。コンテナ不足は今年も続くだろう」

――建設・鉱山用機械の電動化の戦略は

 「脱炭素化という時流の中で、顧客に多くの選択肢を提供するため、バッテリーやハイブリッド、ディーゼル、燃料電池、水素エンジンなど全方位的に研究開発を進めていく。ホンダと共同開発中のマイクロショベルは今年度中に量産化を開始する予定だ。20トン級の油圧式ショベルは5〜6年度に量産化したい。鉱山向けでは、さまざまな動力源で動くダンプトラックの12年度の実用化を目指す」

――脱炭素化に向けた取り組みは

 「電動化技術の拡大のほか、製品の燃費や生産効率の改善にも取り組む。建設現場にデジタル技術を活用する『スマートコンストラクション』や鉱山でのオペレーションの最適化により、顧客企業の温室効果ガス排出量削減にも貢献したい」

(米沢文)

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