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» 2022年01月26日 08時05分 公開

大林組社長 蓮輪賢治さん(68) 資材高騰には早期発注 回復へ前進

鉄などの資材高騰の影響があり、先行きは不透明となっている。早めの発注をして不確定要素を排除したい

[SankeiBiz]
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――昨年は業績見通しを下方修正するなど厳しい1年だった

 「昨年を振り返ると従来のように積極果敢な企業活動ができず、海外とのコミュニケーション面で停滞感があった。鉄などの資材高騰の影響があり、先行きは不透明となっている。早めの発注をして不確定要素を排除したい」

インタビューに応じる大林組の蓮輪賢治社長=東京都港区(三尾郁恵撮影)

――再生可能エネルギー事業に注力している

 「太陽光発電は必要な用地が広大で適地を見つけることが難しく、地熱や木質バイオマス、風力発電に継続して力を入れたい。ただ、技術的に難しくない太陽光発電と比べて、これらは環境アセスメントの問題もあり、完成までに時間を要することがネックだ」

――自ら使う分のエネルギーを太陽光など再エネでつくり、建物で消費する年間のエネルギーを正味ゼロにする「ZEB(ゼブ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」普及のために必要なことは

「(費用が)高くても(脱炭素基準が)当たり前という社会の醸成が必要だ。ZEB対応の材料も主流じゃないため割高だが、国民の意識が変われば市場も変わるだろう。当社でも二酸化炭素の排出量を大幅に低減するコンクリート『クリーンクリート』を研究・開発している。コンクリートが全て(環境配慮型に)置き換われば脱炭素に近づくが、まだ価格と理念のギャップがある」

――5カ年の中期経営計画が新年度から始まる

「きっちりと回復軌道へかじを切る第一歩とする。まずは足元の国内建設事業の確実な回復に取り組みたい」(飯嶋彩希)

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