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» 2022年02月10日 08時01分 公開

中部電力執行役員経営戦略本部部長 佐藤裕紀さん 海外投資4000億円 東欧・ロシアを注視

市場に向けて明確に海外事業の考え方が伝わり、結果として事業の創出機会が増えている。

[SankeiBiz]
SankeiBiz

――令和12年までに海外事業で4000億円を投資する目標を掲げる

 「市場に向けて明確に海外事業の考え方が伝わり、結果として事業の創出機会が増えている。収益面を長期的に考えると(伸びる余地がある)海外事業に注力せざるを得ない。グローバルベースで知見を持つ人とどうパートナーシップを築き、進めていくかが重要だ」

中部電力の佐藤裕紀執行役員経営戦略本部部長

――買収したオランダ電力大手「エネコ」はどうか。注力エリアとする東欧、ロシアへの動きは

 「特に、小売り向け新サービス領域でエネコからの知見を生かせるのではないかと期待している。東欧、ロシアに関しては案件を話す段階にないが、(例えば)ポーランドのようにEU(欧州連合)なのに石炭火力比率が高い、という国もある。こうした国はエネルギーインフラ整備に注力していくとみられ、注目している。ロシアは欧州に水素を供給したい思いが強いとみている。われわれは欧州にエネコを持ち水素戦略を考える中で、ロシアの動向を追いかけなければならないと思っている」

――今後の意気込みは

 「カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)と経済成長という二律背反する目標を同時に達成しなければならないミッションを人類が初めてもらった。この2つを同時に達成するために、われわれのグローバル事業はあるとの思いで取り組んでいきたい」(那須慎一、写真も)


さとう・ひろき 慶大商卒。昭和60年、中部電力入社。燃料部LNGグループ部長、燃料部部長兼企画グループ部長などを経て、平成27年JERA出向。令和2年JERA常務執行役員。3年4月から現職。愛知県出身。

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