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» 2022年03月01日 08時21分 公開

NTT西日本社長 小林充佳さん(64) 最先端「6G」、万博会場全体で提供へ挑戦

NTTグループは、光技術を使った新通信基盤「IOWN(アイオン)」の開発を進めているが、無線通信規格である6Gは、アイオン上で提供することが可能だと考えている。

[SankeiBiz]
SankeiBiz

――2025年大阪・関西万博での次世代通信規格「6G」提供に意欲を示している

 「NTTグループは、光技術を使った新通信基盤『IOWN(アイオン)』の開発を進めているが、無線通信規格である6Gは、アイオン上で提供することが可能だと考えている。大阪万博ではアイオンの整備に向け、既に通信インフラの基礎設計を受注しており、4月以降に実施される詳細設計の入札にも参加し、アイオンによる通信網を実現したい」

インタビューに応じるNTT西日本の小林充佳社長(黒川信雄撮影)

――アイオンの特徴は

 「(ネットワークから端末まで全ての情報処理を光信号で行うため)従来のように光信号で運ばれたデータを電気信号に変える必要がなくなり、現在の通信技術の約100分の1の消費電力、約200分の1の遅延で通信が行える。アイオン基盤の6Gでは、車の自動運転を簡単に制御できるようになったり、人が行動する際に、必要な情報を瞬時に集めて提供したりするようなサービスが可能になる。大阪万博は世界で初めてアイオンが提供される場になる」

――6Gは会場全体で提供するのか

 「チャレンジだと思うが、できるかできないかではなく、やろうと考えている」

――パビリオンの出展も計画している

 「アイオンを軸にした構成になると思う。未来社会のショーケースとして、人間の五感を超えるような、テレパシーのようなコミュニケーションを体験できる場になるだろう」(黒川信雄、写真も)


こばやし・みつよし 慶大大学院修了。昭和57年日本電信電話公社(現NTT)入社。技術企画部門長、常務取締役などを経て、平成30年6月から現職。岡山県出身。

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