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» 2022年03月15日 07時26分 公開

西鉄が海外事業拡大に布石

西日本鉄道は、東南アジアなどでの住宅開発事業を拡大するため、投資持ち株会社を通じて、インドネシアの住宅開発会社「プレミア クオリタス インドネシア」の株式49%を取得した。

[産経新聞]
産経新聞

 西日本鉄道は、東南アジアなどでの住宅開発事業を拡大するため、投資持ち株会社を通じて、インドネシアの住宅開発会社「プレミア クオリタス インドネシア」の株式49%を取得した。これまで海外開発事業は、個別プロジェクトごとの出資にとどまっていたが、初めて現地企業に長期出資し経営に深く関与する。

インドネシアでプレミア社が供給している戸建て住宅

 プレミア社はインドネシアの首都ジャカルタ周辺で、中間層向けに戸建て住宅を年間100〜200戸程度開発している。同国は経済成長と住宅需要が見込める市場で、西鉄はプレミア社への役員派遣や、開発技術の提供を通じて現地でのブランド浸透を図る。

 西鉄によると、海外開発事業は日系企業の進出が増え、優良案件やパートナーの獲得競争が激化している。確実に収益を上げるには事業への関与を強めてノウハウを蓄積し、競争力を高めることが必要となっているという。

 西鉄は2015年に海外開発事業に乗り出し、東南アジアや米国で18件の事業に参画した。従来は、事業ごとに現地企業と合弁会社を設立し、終了すると出資を引き上げていた。今回の長期出資を通じ収益基盤の拡大に努め、将来的には現地パートナー主導ではなく、西鉄単独での事業展開を目指す。

 林田浩一社長は記者会見で「プレミア社に人を派遣し、サポートする中で実業の世界に入っていく。(海外事業は)次のフェーズ(段階)に進む」と語った。

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