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» 2022年05月10日 08時35分 公開

三菱地所社長 吉田淳一さん(63) 不動産堅調 都心をアートに変える

アートのある街ではなく、街全体がアートになるようなイメージ。

[SankeiBiz]
SankeiBiz

――業績が好調に推移している

 「予想以上に不動産市場が堅調だ。(わが社でいうと)昨年度に東京・大手町の『常盤橋タワー』が完成した。賃貸事業を成長させていきたい」

三菱地所の吉田淳一社長=3日、東京・大手町(酒巻俊介撮影)

――テレワークの浸透で、オフィスのあり方はどう変わっていくのか

 「オフィス空間が果たすべき役割は単に仕事をするだけではなく、そこで働く人が自分らしく成長できるようにすることだと思う。ここでしか体験できない価値をどうやって物件やエリアに盛り込んでいくかが重要だ。これからは生産性の向上が働く上でのテーマになるだろう」

――これから手掛ける東京・有楽町の再開発は「アート」をテーマに掲げている

 「(商業地の)日比谷や銀座に近く、幅広い層が来るエリア。アートのある街ではなく、街全体がアートになるようなイメージだ。例えば建物や街灯の形状を工夫することで芸術性を高めた街にできる。(有楽町の文化施設と協力し)エンターテインメントの要素も加えたい」

――ビジネス街の丸の内・大手町はどうか

 「(隣接する有楽町を介して)銀座や日比谷とつながることで街の広がりができる。何かそういう仕掛けをつくりたい。日本はアートに親しむ教育がないが、彩り一つで人生を豊かにできる。丸の内・大手町に集う人たちにも、そうした意識が芽生えるようにしていきたい」(飯嶋彩希)


よしだ・じゅんいち 東大法卒。昭和57年、三菱地所入社。平成19年、人事企画部長。24年執行役員、28年取締役執行役常務、29年より現職。福岡県出身。

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