成田国際空港会社は13日、セコム製のセキュリティーロボット「cocobo(ココボ)」1台を成田空港第2ターミナル3階出発ロビーに導入した。混雑状況の検知ができる人工知能(AI)を搭載した自律走行型巡回監視ロボットを導入するのは日本で初めてという。人とロボットの力を合わせた警備体制を構築し、人手不足に対応しながら安全確保を目指す。
ココボは、「威圧しない、威厳がある」をテーマにデザインされた警備ロボットで、“身長”は125センチ。正常時はライトが青色に点滅し、異常時は赤く光って音声が発せられる。
成田空港では令和元年から同社製の警備ロボット「セコムロボットX2」を導入していたが、ココボは従来の機能に加え、混雑状況や放置物、倒れている人の検知をリアルタイムで防災センターに映像で通報できる。また、文字の表示や音声での注意喚起などで、より多くの状況に対応できるようになった。
成田国際空港会社保安警備部の八重樫彰さん(40)は、「航空需要が戻りつつあるが、質が高く効率的な警備体制を構築し、空港利用者に世界最高水準の安全・安心・安定を提供するよう努める」と話した。運用状況や効果を踏まえ、今後も増台する方針だ。
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