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» 2022年06月21日 08時20分 公開

「軽の常識はるかに超える」 責任者が語る日産・軽EV「サクラ」の開発ポイント

坂氏は「軽の常識をはるかに超えるのが開発のポイントだった」と述べ、「これまでの軽とは違うと感じてもらえる作り方をした」と明かした。

[産経新聞]
産経新聞

 日産自動車が16日から発売した軽の電気自動車(EV)「サクラ」の開発責任者で、チーフ・ビークル・エンジニアを務める坂幸真氏が産経新聞のインタビューに応じた。坂氏は「軽の常識をはるかに超えるのが開発のポイントだった」と述べ、「これまでの軽とは違うと感じてもらえる作り方をした」と明かした。

日産自動車チーフ・ビークル・エンジニアの坂幸真氏

 サクラは三菱自動車と共同開発した軽EV。20キロワット時の電池を搭載し、1回の充電で約180キロ走行できる。国の補助金を活用すれば、約180万円から購入できることもあり、発表から3週間で約1万1000台の受注を獲得した。

 好調な滑り出しになったことについて、坂氏は「社内の評判も良く、世の中に受け入れられると感じていたが、それを超える受注で驚いている」と話した。

日産自動車が販売する新型軽EV「サクラ」(同社提供)

 軽の常識を超えるという開発について、坂氏は「それなりに自信があった」と述べた。軽はエンジン排気量や出力などの規制があるため、走りに満足しない利用者も多い。

 坂氏は「EV『リーフ』や独自のハイブリッドシステムで蓄積したモーター駆動技術のノウハウを生かした」と語った。

 具体的には従来の軽エンジンの約2倍の動力を持つモーターを採用。高度な制御技術を生かし、力強い走りを実現させた。同時に静粛性も高めた。坂氏は「乗ると、すぐに軽との違いが分かる」と強調した。

 また、坂氏は「顧客の求めやすい価格で提供することにもこだわった」と述べた。電池はリーフのコスト低減の方法を取り入れた。日産や三菱自の他の車種の部品とも共有し、コスト削減に取り組んだという。

 サクラは平成27年に企画が始まり、29年から開発が本格化した。坂氏は「最初から200万円を切る計画のもとで開発をスタートさせた」と明かした。

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