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» 2022年06月29日 08時04分 公開

あいおいニッセイ同和損害保険社長 新納啓介さん(56) 事故防止や環境貢献で価値の連鎖を

『先進性』『多様性』『地域密着』という3つのテーマを次のステージに進め、『CSV×DX』という商品サービス戦略を柱に据える。

[SankeiBiz]
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――4月に社長に就任し、同時に新たな中期経営計画も始まった。どうかじを取っていくか

 「『先進性』『多様性』『地域密着』という3つのテーマを次のステージに進め、『CSV×DX』(シーエスブイ・バイ・ディーエックス)という商品サービス戦略を柱に据える。社会と企業の共通価値を創造するCSVに、DX、つまり最先端のデジタル技術などを掛け合わせて価値の連鎖を生むように進化させていく」

あいおいニッセイ同和損害保険の新納啓介社長=東京都渋谷区(西村利也撮影)

――具体的にどのように進化させていくか

 「近年は消費者がより環境に貢献している商品や企業を選ぶ傾向にある。事故後の補償に重点が置かれていた自動車保険を、事故防止や安全運転を促す仕様にすれば、事故後の廃棄物の削減やエコドライブ促進で環境貢献を訴求できる。このような新しい付加価値を他の保険でも生み出していく」

――どのような展開が考えられるか

 「車載機器で運転傾向を分析して保険料に反映する『テレマティクス自動車保険』は、最先端の走行データや事故対応のノウハウを蓄積しており、他社にはない強みだ。高齢者の事故状況のデータを活用すれば、安全なまちづくりに役立てられる」

――同自動車保険は海外展開も積極的だ

 「37カ国・地域で販売している。最大市場の北米や好調なタイの隣接国で広げられると思っている。ロシアも拡大できる可能性があっただけに、ウクライナ侵攻の影響が残念だ」(西村利也、写真も)


にいろ・けいすけ 早大商卒。昭和63年大東京火災海上保険(現あいおいニッセイ同和損害保険)入社。常務執行役員、取締役常務執行役員などを経て、令和4年4月から現職。岡山県出身。

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