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» 2022年07月14日 08時30分 公開

味の素社長 藤江太郎さん(60) 新体制着々 Z世代開拓へ若手活用

4月に就任して100日間での実行計画をまず始めた。手応えは。

[産経新聞]
産経新聞

――値上げラッシュだ

 「どうしてもコスト増を吸収しきれず、最低限の値上げをお願いする。最低賃金を含め給料が継続して上がり、(それとともに)生活者の購買力もしっかりと上がっていくことが極めて重要だ」

味の素株式会社の藤江太郎取締役代表執行役社長=6月24日午後、東京都中央区(春名中撮影)

――流通大手のプライベートブランド(PB)が人気だ。対抗策としてより付加価値を持たせた商品を展開する可能性は

 「一定の向かい風になっても、シェアが高い製品に影響はないと考える。製品の付加価値を生活者が認めて購入し、結果として単価が上がっていく流れが大切で、減塩とタンパク質摂取(の二本柱)だ」

――4月に就任して「100日プラン」(100日間での実行計画)をまず始めた。手応えは

 「『ASV(味の素グループシェアードバリュー)』をとことん追求していく。新体制はスタートダッシュが重要で、このギアチェンジは確実にできている。まだトップ主導だが、特に若手を取り込んでいきたい。味の素は高齢者層へのブランド力は強いが、Z世代など若年層でも価値を高める」

――アフリカのグループ企業を売却するという一部報道があったが

 「(売却については)何もいえないが、アフリカは将来性のある重要な地域だ。西海岸は人口も多く、うまみを大事にする国民性、食文化もあって可能性がある。一方で為替変動や(輸送用の)道路の確保が難しいといったリスクもある」(飯嶋彩希)


ふじえ・たろう 京大農卒。昭和60年味の素入社。平成20年中国食品事業部長、23年フィリピン味の素社長、27年ブラジル味の素社長、令和3年執行役専務。今年4月から現職。大阪府出身。

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