新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に引き下げられたものの、毎日出社したい人はわずか3.8%。学研がリモートワーク(在宅勤務)の経験者に行った調査で、こうした結果が明らかになった。
調査では、「リモートワークの理想の頻度」について44.4%の人が「週5日(完全リモート)」と回答。さらに「週3〜4日」は30.7%、「週1〜2日」は21.1%となり、「週0日(完全出社)」との回答は3.8%にとどまった。
理由としては、「通勤にかかる時間や体力がもったいない」「仕事と家庭のバランスが取りやすい」「職場の人と毎日顔を合わせるのはさすがにつらい」などが多かった。一方で「コミュニケーションが取りにくくなる」「出社しないとできない業務がある」といった声も寄せられたという。
また、「出社によって業務効率は向上すると思うか」には、「そう思う・ややそう思う」が46.7%となり、半数近くがリモートワークによる業務効率の低下を認識していた。ただ、「出社とリモートワークのどちらにより強くメリットを感じるか」には、前述の通勤時間の削減や自由時間の増加を理由に、64.7%がリモートワークを挙げた。
調査は7月23〜30日にインターネット経由でリモートワーク経験のある全国の20〜50代の男女681人を対象に実施した。同社はコロナ第9波の影響については、「自由記述欄にも、該当する記述はほとんどなかった」と説明している。
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