ニュース
» 2023年10月04日 08時54分 公開

日産が新施設でEVのデザイン披露 ソフト更新で車内の雰囲気ガラリ

日産自動車は3日、東京ビッグサイトで26日から開かれる「ジャパンモビリティショー2023」に出展する電気自動車のコンセプト車「ニッサン ハイパーアーバン」のデザインを画像で先行披露した。

[産経新聞]
産経新聞

 日産自動車は3日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で26日から開かれる「ジャパンモビリティショー2023」に出展する電気自動車(EV)のコンセプト車「ニッサン ハイパーアーバン」のデザインを画像で先行披露した。また、テクニカルセンター(神奈川県厚木市)に、最新のデジタルシステムで開発中の新車のデザインモデルやさまざまな走行環境などを再現できる新施設「デザインプレゼンテーションホール」を新設したと発表した。

日産自動車の「デザインプレゼンテーションホール」

 デザインプレゼンテーションホールのスクリーンで披露したハイパーアーバンは、都市や郊外といった場所を選ばずに活動する顧客層をターゲットにしたクロスオーバーEV。ソフトウエアの更新で車内空間の雰囲気を変えたり、好みに応じて「インストルメントパネル」を交換したりできるという。また、バッテリーに蓄えた電力を、人工知能(AI)による自律的な制御で自宅や店舗、オフィスなどに給電する機能も備えた。

 デザインプレゼンテーションホールは、全長約40メートルの高精細「24K LEDスクリーン」やフルカラー天井スクリーン、VR(仮想現実)システムなどを備え、時間による光の変化やさまざまな場所、天候といった環境をデジタル技術でリアルに再現できる。スクリーンに映し出される多様な条件の環境と複数の車両のデジタルモデルや、実物モデルを組み合わせて比較検証することで、新車デザインの迅速な決定や車両開発の効率化に役立てる狙いだ。

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆