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» 2023年10月17日 08時12分 公開

キーワードは「次世代」 CEATEC17日開幕、先端技術並ぶ

684社・団体が参加し、「次世代」をキーワードに生成AI(人工知能)などの先端技術を生かした製品やサービスが出展される。

[産経新聞]
産経新聞

 最新ITや関連機器の展示会「CEATEC(シーテック) 2023」が17日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕する。684社・団体が参加し、「次世代」をキーワードに生成AI(人工知能)などの先端技術を生かした製品やサービスが出展される。

「CEATEC(シーテック)2023」のパナソニックブース=16日午後、千葉市美浜区の幕張メッセ(萩原悠久人撮影)

 開幕に先駆け、16日には展示会場が報道陣に公開された。NECは企業向けの高性能な生成AIを一般向けに初公開。高い日本語能力や文書の読解力などを備え、よりコンパクトなシステムで稼働させられるのが特徴で、会場ではデモンストレーションが行われる。

 ソニーグループは視覚障害のある人でもキャッチボールが体験できる技術を披露。遠隔で利用可能で、専用ホルダーをつけたスマートフォンを持ってディスプレーに向かって投げるふりをすると、捕球側のスピーカーから音が流れ、タイミングを合わせてホルダーのボタンを押して捕球する。

 三菱電機はロボットをスマホで遠隔操作する技術紹介のほか、自動走行ロボットによる配送サービスを実演する。

 社会インフラを支える技術も紹介されており、日立製作所は漏水検知サービスを展示。高感度・低電力な独自のセンサーで水道管の振動で漏水を検知し、水道管の管理を効率化する。

 大手のみならず、スタートアップ(新興企業)なども出展し、今年は153社・団体のスタートアップと大学研究機関が参加。東大発のスタートアップ「TopoLogic」(東京都文京区)は、熱の動きを0.01秒未満で検知する熱センサーを紹介する。

 同社はシーテックには初出展となり、佐藤太紀社長は「シーテックを通じて、私たちの技術を必要とする大手の企業とつながりができることを期待している」と語った。

 一般公開は20日まで。主催の電子情報技術産業協会(JEITA)は、開催期間中に10万人以上の来場者を見込んでいる。

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