人工知能(AI)向け先端半導体の販売が好調で、増収増益は5四半期連続となった。
【台北=西見由章】半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が17日発表した2025年1〜3月期決算は、売上高が前年同期比41.6%増の8392億台湾元(約3兆6800億円)、純利益は60.3%増の3615億台湾元で、いずれも同期としては過去最高だった。人工知能(AI)向け先端半導体の販売が好調で、増収増益は5四半期連続となった。
魏哲家会長兼最高経営責任者(CEO)は、トランプ米政権が検討する半導体への関税を巡り「関税政策の潜在的影響による不確実性とリスクは存在するが、今のところ顧客の行動に変化は生じていない」と説明。4〜6月期の業績についても、回路線幅3ナノメートル(ナノは10億分の1)や5ナノメートル相当の先端技術品への「強力な需要」に支えられると予測した。また魏氏は、25年の売上高がドルベースで前年比20%台半ばの伸びになるとの1月時点の見通しを維持した。
熊本第2工場(熊本県菊陽町)の着工時期については「年内を予定している」と述べるにとどめた。
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