自動運転の人工知能(AI)を手掛ける英スタートアップ(新興企業)のウェイブ・テクノロジーズは22日、日本市場への参入を発表した。同社のAIは、日産自動車が2027年度に投入する市販車向けの次世代運転支援技術への採用を決めている。
自動運転の人工知能(AI)を手掛ける英スタートアップ(新興企業)のウェイブ・テクノロジーズは22日、日本市場への参入を発表した。同社のAIは、日産自動車が2027年度に投入する市販車向けの次世代運転支援技術への採用を決めている。今回、新たに横浜市に開設した開発拠点を通じて、他の国内自動車大手などにも協業を働きかける。
ウェイブは、米マイクロソフトやAI半導体大手の米エヌビディア、ソフトバンクグループが出資している注目のスタートアップ。
「エンボディドAI」と呼ぶウェイブの技術は、人間のドライバーと同じように道路環境や安全な運転操作を学び、高精度な三次元地図なしに複雑な交通状況に対応できるのが特徴。
また、自動車各社の運転支援技術の独自性を損なうことなく、柔軟に導入できるソフトウエア設計のため、さまざまな種類・地域の車両のAI自動運転を迅速に実現できるという。
現状の製品はドライバーを前提に手放しや視線外しができるレベルの自動運転だが、今後、完全自動運転に対応していく方針だ。
記者会見した共同創業者のアレックス・ケンドル最高経営責任者(CEO)は「主要な自動車メーカーとのパートナーシップを期待している」と述べた。
現在、米国などで実用化されている自動運転タクシーなどは高精度の地図が必須で、地図データ作成のコストや時間、運転エリアの制約が課題となっている。
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早稲田大学商学学術院教授
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明治学院大学 経済学部准教授