華やかな西陣織をまとった飯田グループホールディングス(HD)と大阪公立大の共同出展館に入ると、未来都市「ウエルネススマートシティ」の巨大ジオラマに目を奪われる。
華やかな西陣織をまとった飯田グループホールディングス(HD)と大阪公立大の共同出展館に入ると、未来都市「ウエルネススマートシティ」の巨大ジオラマ(長径24メートル、短径15メートル)に目を奪われる。
大阪・関西万博のテーマウィークで、5月15日からのテーマは「未来のコミュニティとモビリティ」。先端技術を駆使しエネルギーや環境、インフラなどの課題解決を目指すスマートシティーは注目分野の一つだ。
ジオラマには人工知能(AI)を活用した医療拠点などが並ぶ。未来都市の原動力は「人工光合成技術」。植物のように二酸化炭素をもとにエネルギーを生み出し、化石燃料への依存度を減らせるといい、2030年までの実用化を目指す。
「未来の都市のあり方を提案し、誰もが当たり前のように健康に長く、安全で快適に暮らせる社会を目指す」。館長を務める飯田グループHD次世代技術開発室の広川敦士室長は強調した。
5月26日まで《誰もがその人らしく生きられるコミュニティとは?》との問いのもと、参加国や団体などが、スマートシティーのほか防災や交通などに関する対話プログラムを用意している。
会場で、自己や人間への思考を促すのが、ロボット学者の石黒浩・大阪大教授が手掛けたパビリオン「いのちの未来」だ。人間そっくりなアンドロイドや遠隔操作で動くアバターロボットなどが来館者を案内し、技術の発展と融合により広がる「いのち」の可能性を示す。石黒氏は「技術による進化が人間を人間たらしめる。多様な価値観を持って未来を体感し、それをヒントに自らが実現したい未来を想像してほしい」と話した。
テーマウィーク 多数の国・地域が半年間にわたり一堂に会する万博の特性を生かし、地球規模の課題に関する複数のテーマを巡り、専門家や企業、個人らが対話やビジネス交流などを通じて解決策を探る。2021〜22年のドバイ万博でも実施された。
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