国際的に評価の高いアルメニアの「TUMOセンター」の人材プログラムを導入し、中高生向けに無料でプログラミングやゲーム開発、グラフィックデザイン、アニメーションなどのプログラムを体験できる。
群馬県は15日、デジタルクリエーティブ人材の育成拠点「TUMO Gunma」を7月19日、高崎市のGメッセ群馬4階にオープンすると発表した。国際的に評価の高いアルメニアの「TUMOセンター」の人材プログラムを導入し、中高生向けに無料でプログラミングやゲーム開発、グラフィックデザイン、アニメーションなどのプログラムを体験できる。
同日、発表した山本一太知事は「アジアで初めてのセンター。無料なので多くの中高生に参加してほしい」と語った。6月1日にはGメッセ群馬で山本知事やTUMOセンター設立者のサム・シモニアン氏らが出席してオープニングセレモニーを行う。その翌日からオープン前日まで県内外の中高生や保護者、教員らを対象に見学会やプログラム先行体験会を実施する。
TUMOはアルメニアで2011年に設立された教育機関。中高生を対象に無料でデジタル技術やアートに関する教育プログラムを提供し現在、パリやベルリンなど世界10都市に拠点を持ち、群馬は11番目で、アジア初となる。
デジタルクリエーティブ産業の県内創設をめざす山本知事は企業の誘致と集積を進める一方、人材育成を重要施策に据えており、体系的に学べる「TUMO Gunma」はその中核となる。会場にはパソコン175台のほか撮影機材などもそろえ、専属スタッフは20人。一部は現在、アルメニアで研修を受けており、帰国後、プログラムを具体化させる予定だ。
同時に、小中高生が気軽にゲームやアニメなどを無料で創作できる拠点「tsukurun(ツクルン)」を前橋市や太田市に開設。今回、「TUMO Gunma」の会場となるGメッセ群馬4階にツクルン高崎もスタートさせる。
山本知事は「県内どこに住んでいても、どんな家計状況であっても、無料なのですべての児童・生徒が先進的なデジタル環境に触れることができる」と効果を強調。その上で「ここから日本を代表し、世界に羽ばたくデジタル人材が生まれることを期待している」と語った。
見学会・体験会は予約制で、原則、土日開催だが、希望があれば平日にも対応する。県HPで募集を開始した。詳細は県産業経済部TUMO係(027.898.2705)へ。
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