人工知能(AI)やバイオ分野を中心に投資する。同社はこれまで各営業グループが独自にスタートアップ投資を行ってきたが、環境エネルギーや健康分野などに偏りがちで、今後の成長が見込まれるAI・バイオ分野は手薄になっていた。
三菱商事は30日、スタートアップ(新興企業)に投資する500億円規模のファンドを立ち上げたと発表した。人工知能(AI)やバイオ分野を中心に投資する。同社はこれまで各営業グループが独自にスタートアップ投資を行ってきたが、環境エネルギーや健康分野などに偏りがちで、今後の成長が見込まれるAI・バイオ分野は手薄になっていた。このため投資に専念するファンドを組成しテコ入れを図る。
投資拡大に向け「コーポレート・ベンチャー・キャピタル」を担う100%子会社のMCグローバルイノベーション(東京都千代田区)を5月15日に設立した。運用するファンドの500億円は自己資金で賄う。三菱商事の各営業グループが行ってきたスタートアップ投資と合わせると計1千億円規模になる。
今後5年間をかけて、まずはAI・バイオ分野に投資するが、宇宙や量子コンピューター、ロボティクスなど先端分野にも資金を投じていく方針。主な対象は創業間もない「アーリー」と呼ばれるスタートアップ。投資先は米国が中心で、年間4、5件程度を想定している。(佐藤克史)
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明治学院大学 経済学部准教授