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サブプライム問題を乗り越え、欽ちゃん走りが先行きを明るく?:景気探検(3/3 ページ)
米サブプライムローン問題による懸念から、消費者マインドの先行きが気になるところだが、身近な社会現象からは先行きの持ち直しの兆しもうかがわれる。
今年の日本テレビ24時間テレビのマラソンランナーは66才の萩本欽一さんだった。初代司会者だった欽ちゃんは30周年の節目に、沿道のファンとハイタッチをしながら完走した。番組の平均視聴率は18.6%、フィナーレでは29.8%と高視聴率を出した。瞬間最高視聴率は43.9%だった。
これまで視聴率が高かったのは05年の丸山和也弁護士、95年の間寛平さんだった。05年はその後景気が踊り場から脱却したし、96年はバブル崩壊後では一番景気がしっかりした年になった。
ちなみに今年、欽ちゃんのゴールは次の番組「行列ができる法律相談所」にずれ込み中継されたが、この番組の平均視聴率は35.3%と非常に高い数字だった。頑張っている欽ちゃんを多くの人が応援する風潮は、先行きの消費マインド改善につながりそうだ。
たくもり・あきよし
「景気ウォッチャー調査研究会」委員。過去に「動向把握早期化委員会」委員、「景気動向指数の改善に関する調査研究会」委員などを歴任。著書は「ジンクスで読む日本経済」(東洋経済新報社)など。
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