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国内SCM市場、出荷金額は98億円――ITR、調査結果を発表
ITRが発表した国内SCMの市場動向の調査結果によると、2006年度は出荷金額で98億円となり、前年比で6.1%増加した。
アイ・ティ・アール(ITR)は9月19日、2006年度における国内SCM(サプライチェーンマネジメント)市場動向の調査結果を発表した。
調査によると、2006年度の国内SCM市場は、出荷金額が98億円となり、前年に比べて6.1%増加した。2007年度は、SCM関連の投資が増えるとし、20%の増加を見込む。また国内のSCM市場では、SCE(サプライチェーン実行管理システム)の伸びが大きく、前年比で約21%増加、43億円の出荷金額となった。2007年度は、生産環境のグローバル化などにより、前年比で約29%増、56億円の出荷金額になるという。
また、2006年度におけるSCEベンダーの出荷金額ベースは、SAPが47.8%、オラクルが30.2%となり、2社で約8割のシェアを占めた。ビューロシティが6.7%と続く。
調査結果は、「ITR Market View:SCM市場2007」として9月26日から発売される。価格は、バインダー装丁のリポート版が9万5000円(税別)、リポート全編をPDFファイル形式で保管したCD-ROM版が23万8000円(同)となる。
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