Oracle創業30年の舞台裏を語るエリソンCEO:Oracle OpenWorld 2007 San Francisco Report(2/2 ページ)
ベテランズデーと日曜日が重なった11月11日夕方、カリフォルニア州サンフランシスコのダウンタウンは、4万人を超える顧客やパートナーらが事前登録した「Oracle OpenWorld 2007 San Francisco」が開幕し、ごった返している。
「サメ」が繰り出す次の一手は?
1990年代初めの経営不振を経て、ジェフ・ヘンリーがCFOに、ブーズアレンのコンサルタントだったレイ・レーン氏が社長にそれぞれ就任し、Oracleは第2の成長期を迎えたのは記憶に新しい。もちろん、エリソン氏は、多くの技術者を称えることも忘れなかった。創業当時から一貫して優れた技術者を雇用してきたことが同社の今日を支えていることを彼は強調する。そうした積み重ねは、サフラ・カッツ社長がCFOに就き、ウォール街出身のチャールズ・フィリップス氏が社長としてM&A戦略を主導する今日、大きな花を咲かせている。
今や同社の売り上げは200億ドルに迫ろうとしており、今年春には、向こう5年で売り上げを3倍の600億ドルに引き上げ、同社を不動の企業とする野望が掲げられた。30年前、初めて商用化されたリレーショナルデータベース管理システムをCIA(中央情報局)に納入してビジネスをスタートしたOracleだが、2004年暮れのPeopleSoft買収以降、三十数社を傘下に収め、単なるデータベースの会社から、企業のソフトウェアをすべてつなぎ、必要するナレッジを即座に提供できるよう支援するパートナーへと進化を遂げようとしている。
エリソン氏は、前例に固執しない歩みによって成長を遂げてきた同社を「サメ」にたとえるが、既に同社の顧客は世界30万社に上る。次にどんな手を打ってくるのか。今週のOracle OpenWorldがそれを占う良い機会になるはずだ。
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