マツダは1月25日、広島地区の産学官共同ITS(Intelligent Transport Systems)公道実証実験で、ITS車載器を搭載した3台の実験車両で公道を走行、データの収集・分析を開始すると発表した。期間は、1月下旬からの約1カ月間。
ITSは、情報通信技術を利用して人と道路と車両をネットワークで結び、交通事故、渋滞など、道路交通問題の解決を狙う新交通システム。
この実証実験において、マツダは道路に設置されたセンサーやカメラなどから情報をドライバーに提供するインフラ協調安全運転支援システムのITS対応型ナビゲーションシステム(車載器)およびナビ上でのHMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)の開発を担当するという。
実験車両での実証実験の後は、産学官関係者や一般ユーザーの車両約50台にITS車載器を搭載し、より幅広いデータの収集、分析も行う予定。
交通事故の約9割はドライバーの人的エラーに起因するのデータもあり、交通事故の減少には歩行者や相手車両も含めた傷害低減技術の開発やドライバーの危険予知をサポートし、事故そのものを回避するための取り組みが求められている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「子供たちに青空を」を胸に グリーンITを進めるホンダ
グローバルに事業を展開する企業ほど、環境問題に対して負う責務は大きい。ホンダでは「グリーンIT」に関する取り組みをスタートしている。 - ロイヤルユーザーを生み出せ トヨタの新Webサイト
トヨタは、個別の顧客に対しカスタマイズされた専用ページを自動生成する新Webサイト「etoyota.net」をオープンした。顧客ニーズが多様化する中、個別ニーズに合った専用ページを表示して、顧客との関係構築を試みる。