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独Volkswagen、全世界の車両設計・製造プロセスを透明化 フォルクスワーゲンとアウディにPDM導入へ

大手自動車メーカー独Volkswagenは、車両開発のシステムプラットフォームとして、製品データ管理(PDM)ソフトウェア「Teamcenter」の導入を進めている。

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 大手自動車メーカー独Volkswagenは、車両開発のシステムプラットフォームとして、製品データ管理(PDM)ソフトウェア「Teamcenter」の導入を進めている。今後、数年をかけて全世界に導入・展開する予定で、最終的には4万5000ユーザーに配備する。

 すべての車両設計・製造プロセスでシーメンスPLMソフトウェアのTeamcenterを採用。開発の進捗や生産性、コストなどの情報にいつでもどこからでもアクセスできるようにし、製品開発やプランニングにおけるグローバルネットワークの効率性と一貫性を高める狙い。

 PDMプラットフォーム導入のK-PDMプロジェクトは2007年11月に立ち上げ段階を終え、今後、同社ブランドの「フォルクスワーゲン」と「アウディ」の車両プロジェクトに本格的に導入していくことになるという。

 Volkswagenは、欧州13カ国および南北アメリカ、アジア、アフリカの6カ国に48の生産工場を保有。「フォルクスワーゲン」「アウディ」「ベントレー」「ブガッティ」「ランボルギーニ」などの8ブランドを展開している。2007年の自動車販売台数は618万9000台。

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