NECは4月14日、中国でシステム構築事業を展開するNEC信息系統が、中油碧辟石油(中油BP)から「カード管理システム」を受注したと発表。中油BPが広東省で運営する400店のガソリンスタンドで専用カードでの支払いをできるようにする。
すでに5店舗で試行導入が進められ、計画では6月までに全店舗へ展開する。NEC信息系統が構築するシステムでは、中油BPの各店舗で使用できる一括清算式の企業向けカードと、プリペイド式の個人向けカードなどを利用でき、顧客の代金支払いをスムーズにするほか、顧客の囲い込みにつなげられるという。
構築するシステムは、中油BPが進める「トータル情報経営管理システム」の一部を担うもので、第一フェーズとして個人向けカードの発行、第二フェーズとして企業向けカードの発行によるユーザーの業務効率化を支援を目指す。将来的には販売促進施策への活用や本部基幹システムとの連携などを検討する。
NEC信息系統では、カード管理システムの受注実績を踏まえ、石油小売業をはじめ各種流通業向けに、本部システムや店舗システム、CRMシステムなど、ユーザー企業の価値向上に貢献するソリューションの提供を強化するとしている。
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