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東芝、本社ビルに訪問者用の無線LAN環境を構築取引先の業務効率を向上

東芝は、海外や国内のパートナー企業の訪問者の業務効率を上げるために、無線LAN環境を本社ビルに構築した。

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 東芝は本社ビルに無線LANシステムを構築し、来客用のスペースで訪問者がインターネット環境に接続できるようにした。海外や国内の企業から訪れる訪問者の業務効率を向上させることが狙いで、既に運用を開始している。無線LAN機器を納入したOKIネットワークスが12月15日に発表した。

 同社は、会社に訪問した人が自分のコンピュータを使い、東芝本社からインターネットや自社のネットワークに接続できる環境を整えた。会議室予約システムと連携したLANの受付システムから、訪問者にユーザーIDとパスワードを配布する。これを使うと、訪問者はインターネット環境に接続できるようになる。

 無線用の機器には、モビリティコントローラー「Aruba2400」とアクセスポイント「Aruba AP-70」を採用した。アクセスポイントと無線LAN端末を集中管理し、利用者ごとにセキュリティポリシーを設定できる。アクセス権限を分けることで、社員と訪問者が同じアクセスポイントを共有できるようにした。

 東芝は国内のパートナー企業や派遣社員が本社に滞在することが多く、世界各地からも多数の訪問者が来る。こうした訪問者の業務効率を向上させるために無線LAN環境の構築を検討していた。

 同システムは、訪問者のトラフィックが社内ネットワークを経由せずにインターネットに接続される仕組み。社員と異なるポリシーを訪問者に設定してインターネット環境を提供するため、無線LAN環境の構築に必須となるセキュリティの確保が実現する。

 システムの構築は、OKIネットワークスと東芝ソリューションが担当した。

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