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ドイツの5つ星ホテル、IP-PBX導入で基幹システムと通信端末を連携:火災報知システムとも連動
ドイツの5つ星ホテルLe Meridien Parkhotel Frankfurtは、NECのIP-PBXを導入して基幹システムと客室の電話などを連携させた。火災報知システムと従業員が持つ携帯端末を連携させて、安全確保の体制も強化した。
ドイツのホテル、Le Meridien Parkhotel FrankfurtはNECのIP-PBXを導入して、ホテルの基幹システムと宿泊客向けの端末、火災報知システムを連携させた。ホテルの従業員には内線・外線電話として使える携帯端末を提供し、ホテルと宿泊客、従業員間のコミュニケーションを円滑にする仕組みを整えた。
ホテルの基幹システムと客室の電話、ホテルに設置する自動チェックイン・チェックアウト装置をIPネットワークで接続した。基幹システムが持つ、宿泊履歴や過去の問い合わせ内容などを蓄積したDBと宿泊客の情報を照らし合わせることで、宿泊客の嗜好に合わせたサービスを提供できるようになったというが、「2008年12月にシステムが稼働したばかりなので、新システムを使った宿泊客への具体的なサービス提供の方法などは公表できる段階ではない」(NEC広報)という。
セキュリティ面では、火災報知システムと基幹システムの連携により、建物の管理システムや火災報知機などが火災を検知した時、従業員の携帯端末に自動的に火災報知のメッセージが送信されるようになった。これにより宿泊客の安全確保やホテルの危機管理体制の発足が迅速にできるようになるという。
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