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転職したい企業、トヨタが2年連続トップ ネット系企業は下降気味
25〜34歳の社会人5000人が転職したい企業の1位はトヨタ自動車だった。前年に評価を集めたネット系の企業は順位を落とした。
総合人材サービスのインテリジェンスは、25〜34歳の社会人5000人を対象に転職したい会社を調査し、結果を発表した。1位はトヨタ自動車、2位はソニー、3位はグーグルだった。
総合ランキングでは、2年連続でトヨタ自動車が1位になった。2位はソニー、3位はグーグルが続いた。トップ10には任天堂やパナソニックも入り、メーカーの人気が際立った。IT/通信/インターネット、サービス業など、積極的に中途採用を実施している業種の企業が評価を集めたほか、鉄道や電力などインフラ関係の企業も順位を上げた。
インテリジェンスは「社会人は一時的な業績低迷にまどわされず、企業の研究基盤や商品力、社会からの評価、それらを踏まえた経営の安定性などを見て、転職先を検討している」と動向を分析する。
なお、2008年度の調査では、マイクロソフトやヤフーなど、インターネット関連の企業が上位にランクインしていたが、2009年度の調査ではマイクロソフトが21位(前年6位)、ヤフーが29位(前年19位)と順位を落とした。また雇用の安定を重視する傾向から、外資系企業が敬遠される結果になった。
関東、関西、中部地区に住む25〜34歳の正社員・契約社員の男女5000人に、インターネット調査で転職したい企業を聞いた。調査期間は4月22日から24日。
総合ランキング 上位10社
1位 | トヨタ自動車 |
---|---|
2位 | ソニー |
3位 | グーグル |
4位 | 任天堂 |
5位 | パナソニック |
6位 | 全日本空輸 |
7位 | オリエンタルランド |
8位 | 本田技研工業 |
9位 | 資生堂 |
10位 | フジテレビジョン |
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