IT投資は上向くか:ITmedia リサーチインタラクティブ 第4回調査
IT投資に対する企業の意欲は徐々に高まりを見せる一方、ITに関連する予算は減少傾向にある。企業のIT投資は今後どのような変化を見せるのか。ITmedia リサーチインタラクティブ第4回の読者調査では、皆さまの声を基に最新の「IT投資動向」を分析する。
IT投資意欲が回復しつつある――。調査会社のIDC Japanが11月に発表した国内企業のIT投資動向の結果からこのような傾向が明らかになった。同調査では、2009年度のIT投資予算が前年に比べて「増加する」と回答した企業が16.1%となり、5月に実施した調査から5ポイント近く上回った。2010年度のIT投資が前年より増えるという回答は19.0%となるなど、2008年度を境にIT投資の意欲が高まっている。
一方で、国内企業のIT投資は「良くて下げ止まり」という見方もある。調査会社のアイ・ティー・アール(ITR)が12月に発表した「国内IT投資動向調査報告書2010」によると、2009年度の国内企業のIT予算が初の減少に陥った。これは同社が調査を2001年に開始して以来、初のマイナス成長だという。ITRの内山悟志社長は「景気後退が企業のIT投資にも大きな影響を及ぼしていることが改めて確認される結果になった」と調査結果を分析する。
ITmedia リサーチインタラクティブでは、第4回読者調査「IT投資動向」を12月18日まで実施している。企業のIT投資動向の最新状況を明らかにし、今後のIT投資動向を読者の皆さまの声から分析する。ご回答いただいた方にはアナリストによる分析リポートをダウンロード提供する。また、「ITmedia リサーチインタラクティブ」にて分析結果をまとめた編集記事を掲載する予定だ。
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