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14カ国約230企業・団体が集結――世界最大規模の「第1回二次電池展〜バッテリージャパン〜」開催(1/2 ページ)

14カ国約230の二次電池関連メーカー・ベンダーが出展した「第1回二次電池展〜バッテリージャパン〜」が東京ビッグサイトで開催された。展示されていた技術・製品は二次電池そのものや部品・材料、製造装置など多岐にわたるが、ここでは二次電池にフォーカスしてリポートする。

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環境メディア

14カ国約230の二次電池関連メーカー・ベンダーが集結

 製品や部品・素材、製造装置、検査・試験装置など、国内外の二次電池関連メーカー・ベンダーが一堂に会する「第1回二次電池展〜バッテリージャパン〜」(以下、バッテリージャパン)が3月3日から5日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された。

 バッテリージャパンに出展したのは、14カ国の約230企業・団体。主催するリード エグジビション ジャパンによると、初回から世界最大規模の二次電池関連技術・製品展示会になったという。

 バッテリージャパンのブースは「二次電池ゾーン」「製造装置ゾーン」「検査・試験・評価ゾーン」「部品・材料ゾーン」に分かれて配置され、同じカテゴリーに属する製品や技術を短時間に見て回れるように配慮されている。

 二次電池ゾーンにブースを構えていたのは、日立グループ、GSユアサグループ、IHI、出光興産、川崎重工業、古河電池など60を越える企業や団体(共同出展を含む)。多種多様な用途・目的に合わせて形状や大きさ、容量などを最適化したリチウムイオン電池、ニッケル水素電池、鉛蓄電池などを展示していた。

 日立グループのブースでは、日立マクセル、日立ビークルエナジー、新神戸電機などが、汎用の18650型円筒形リチウムイオン電池やラミネート型リチウムイオン電池、ハイブリッド車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)用の円筒形/角形リチウムイオン電池、バックアップ電源用の長寿命角形リチウムイオン電池、円筒形リチウムイオンキャパシタ、電力貯蔵や風力発電の出力変動調整用に最適化した鉛蓄電池などを展示。

日立マクセルの18650型円筒形リチウムイオン電池(高容量ハイパワータイプ)。定格容量2250ミリアンペア時、最大電流6.0アンペアで、高容量化と高出力化を両立するとともに、ゼロ〜マイナス20度の低温領域での放電特性を向上させたという
日立マクセルの18650型円筒形リチウムイオン電池(高容量ハイパワータイプ)。定格容量2250ミリアンペア時、最大電流6.0アンペアで、高容量化と高出力化を両立するとともに、ゼロ〜マイナス20度の低温領域での放電特性を向上させたという
アルミラミネート外装材を採用して薄型大容量を実現した日立マクセルのラミネート型リチウムイオン電池(参考出品)。サイズ幅142×高さ235×厚さ6.5ミリ、質量340グラムで、定格容量10アンペア時、最大電流30アンペア
アルミラミネート外装材を採用して薄型大容量を実現した日立マクセルのラミネート型リチウムイオン電池(参考出品)。サイズ幅142×高さ235×厚さ6.5ミリ、質量340グラムで、定格容量10アンペア時、最大電流30アンペア
日立ビークルエナジーのHEV用の円筒形リチウムイオン電池モジュール。円筒形だけでなく角形や、PHEV用の角形リチウムイオン電池もラインアップする
日立ビークルエナジーのHEV用の円筒形リチウムイオン電池モジュール。円筒形だけでなく角形や、PHEV用の角形リチウムイオン電池もラインアップする

 GSユアサグループのブースでは、人工衛星用や航空機用、電気自動車(EV)用、産業用など、さまざまな用途に最適化したリチウムイオン電池や、三洋電機のエネループに競合する単3/単4形ニッケル水素電池、EV/PHEV用急速充電器などを展示していた。

人工衛星搭載用のリチウムイオン電池。最高の信頼性と性能を実現するために特別設計されたという
人工衛星搭載用のリチウムイオン電池。最高の信頼性と性能を実現するために特別設計されたという
単3/単4形のニッケル水素電池(参考出品)。満充電すれば1年後でも約80%の電力が残っているという。エネループ競合製品で、年内の発売を検討中
単3/単4形のニッケル水素電池(参考出品)。満充電すれば1年後でも約80%の電力が残っているという。エネループ競合製品で、年内の発売を検討中
EV/PHEV用急速充電器。10キロワットから50キロワットまで、10キロワット単位で出力を上げられる構造となっている。発売は2010年6月の予定
EV/PHEV用急速充電器。10キロワットから50キロワットまで、10キロワット単位で出力を上げられる構造となっている。発売は2010年6月の予定
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