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ホウレンソウをしない部下に悩む上司:ビジネスマンの悩み相談室(2/3 ページ)
今回は新年度に際して、多くのリーダーの方々に共通する悩みである「ホウレンソウをしない部下をどうしたらいいのか」についてお話ししたい。
上司からのホウレンソウのススメ
今はありとあらゆるものが、かなりのスピードで変化している時代である。そのため、部下からのホウレンソウを待っていた結果、機を逸し、大きなビジネスチャンスを失ってしまうというケースも珍しくない。部下からのホウレンソウを待っていても、自分自身がやきもきし、イライラすることになる。
以前もお話したことがあるが、ここで私が改めて提案したいのが、「上司自らがホウレンソウを実践する」ことである。上司自らホウレンソウを行うことで、部下の手本となるのである。上司が行うことで、部下もそれを真似るようになる。「便り」を出す上司が「頼り」になり、部下がホウレンソウをしてくれるようになるのである。
ホウレンソウの実践に役立つツールとして、以前も紹介した「4つの質問」を改めて紹介したい。
以上4つの質問について各自が毎週末に記入し、チーム内で共有し合うのである。最初のうちは、上司が率先して記入し、メンバーにメールなどで送る。その上で、メンバーにも同じことを実践してほしいと伝える。上司が先に書いて示してくれることで、部下はどのように書いたらいいのかがわかり、書きやすくなる。
これを毎週繰り返すことで、チーム内のホウレンソウが活発になり、情報共有が格段に進むはずである。なお、この4つの質問についてもっと詳しく知りたい方は、手前味噌ではあるが、拙著『強いチームの報・連・相』(中経出版)をご覧いただければと思う。
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