検索
ニュース

構え、撃て、狙え!海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点(1/3 ページ)

海外ベストセラー『構え、撃て、狙え!』では、斬新なアイデアを数億ドルのビジネスに変える方法や、賢い起業家がセールスに焦点を当てている理由などが分かる。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 この記事は、洋書配信サービス「エグゼクティブブックサマリー」から記事提供を受け、抜粋を掲載したものです。サービスを運営するストラテジィエレメントのコンサルタント、鬼塚俊宏氏が中心となり、独自の視点で解説します。

3分で分かる『構え、撃て、狙え!』の要点

  • 起業家がビジネスを成功させるためには4段階を踏む必要がある 「幼年期」「少年期」「青年期」「成人期」
  • ビジネスを起こすには、努力の80%をセールスに注ぐ必要がある
  • あなたがどんな信念を持っていようと、製品やサービスの価値を最終的に決めるのは顧客である
  • 自社製品またはサービスにとっての「最善のセールス戦略」を考えなければならない
  • すべてが完璧に整うまで待つ必要はない。すぐに始めよう!
  • すべての顧客に対し誠意を持って対応すること。ただし、「お得意様」には最上のもてなしをすること
  • 優秀な従業員をカリスマ従業員に育てることが可能である
  • 同じ業界内で、誰よりもセールスとマーケティングに詳しくなること
  • 新しいアイデアとブレインストーミングは深くかかわっている
  • 顧客の「欲しいもの」と「必要なもの」の違いを理解すること

本書から学べること

  • 斬新なアイデアを数億ドルのビジネスに変える方法とは?
  • ビジネスを始める前に、すべて完璧に整うまで待つ必要がない理由とは?
  • 賢い起業家がセールスに焦点を当てている理由。

本書の推薦コメント

 ビジネスマンとして、また著者として素晴らしい成功を収めている大富豪、マイケル・マスターソンには、起業家の新人にアドバイスするだけの資質が間違いなくあります。彼の成し遂げた偉業には目を見張るものがあります。また、彼の熱意や取り組みは多くの人々に影響を与えています。

 「製品やサービスを微調整し終わるまで待ってはいけない」「考える前に動け」「狙う前に撃て」「完璧かどうかは気にするな。市場に出せ」など、マスターソンの唱える基本的理念は筋の通ったものと言えます。マスターソンは、キャリアを始めたばかりのころ、製品を売ることに集中するのではなく、広告を細かいところまで調節することばかりに時間をかけていました。

 この苦い経験を基に、自身の著書を通じて読者の方に有益なレッスンを提供しているのです。ただ、1つ問題なのは、マスターソンでも(マスターソンだけでなくほかの誰でも)、あなたに才能ややる気を与えることはできないということです。しかし、あなたに能力や意欲があるならば、本書はあなたのビジネスの可能性を最後の一滴まで絞り出すための手助けになると思います。

著名な成功した起業家であり、多くの書籍やマーケティングのニュースレターで知られるマイケル・マスターソンの近著『Ready、Fire、Aim!』をご紹介します。起業ビジネスの真髄を学びましょう。

段階的にビジネスを立ち上げる

 マスターソンは、起業ビジネスは4つの段階を経て成長していくものであるとしています。

 『起業ビジネスは、扱う製品やサービスに関係なく明確な成長期間を経て大きくなっていきます。段階には「幼年期(0から100万ドルの収益)」「少年期(100万ドルから1000万ドル)」「青年期(1000万ドルから5000万ドル)」そして「成人期(5000万ドルから1億ドル以上)」の4段階あり、それぞれの段階特有の難しさ、課題、可能性があります。難しいのは、自分のビジネスが今どの段階にいるのか、次の段階に行くためには何が必要なのか、そしてどうしたら次の段階へ行けるのか見極めることです』

 ビジネスの規模を「幼年→少年→青年→成人」と擬人化して表現しています。ビジネスに大切なポイントは、次の段階へと成長していくための正確な判断力・洞察力であると述べています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       | 次のページへ
ページトップに戻る