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未来を創るリーダーが持つべき10のスキル海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点(2/8 ページ)

今回は『未来を創るリーダー』。真のリーダーは受け身で未来を待つことはない。未来を形作るために積極的に行動する。実践するためのスキルを紹介する。

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組織を運営して行く上で、上に立つものにはリーダーシップは必要不可欠のスキルです。特に、現代社会の情勢のように急激な変化の中で活動をしていく上で、その舵取りをしていくためには優れた先見性と強い指導力が求められます。そういった状況の中で、リーダーが「真のリーダー」として組織を牽引していくにはどのような心構えとスキルが必要なのでしょうか?

不安定かビジョンか? 不確実性か理解か?

 『社会の「自然システム、ビジネスシステム、組織システム、そして社会システム」は「不安定さ(Volatility)、不確実性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、そして不明瞭さ(Ambiguity)」という特徴を持った「VUCA」世界に根本的に変わり始めています。今日の困難な問題の多くに解決策はありません。しかし、リーダーはそういった問題への対処法を判断しなければなりません。

 中には、脆弱性に悩み、行動が早すぎたり遅すぎたりしてしまうリーダーがいます。そのような反応は理解できますが、機能はしません。また、経営陣の中には、上記のような普遍的システムは再び安定した状態に戻るだろうと推測し、新しい現実を受け入れようとしない人がいます。これは空頼みです。物事が以前の状態に戻る事は決してありません。その反対に、積極的なリーダーは、10個の新しい重要なスキルを身につけることで、VUCA世界が持つさまざまなチャンスを有効活用できます。

 これを行えなかったリーダーが次の数年で極めて大きな不安を覚えることになる一方で、必要な能力を学んだリーダーは、将来起る大きな問題から恩恵を受ける事ができるようになります。そのような能力を得る事ができれば、VUCA世界を、不安定さの代わりにビジョンが支配し、不確実性が消え理解できるようになり、複雑だったものが明快になり、不明瞭さがなくなり敏しょう性が備わった世界に作り変える事ができます』

現代のリーダーとは、常にこの「VUCA」に対して正確な対処をしていかねばなりません。時にそれを恐れ、また軽視することは大変に危険なことです。積極的なリーダーは、そんな不透明さを逆利用する10のスキルを使い、まさに「ピンチをチャンスに変える」事ができるのです。

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