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優秀な女性はなぜ、さまよってしまうのか?海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点(2/5 ページ)

企業で働く女性が他の仕事を求めてさまよう理由とは? 女性はどのようにして内なる「アーキタイプ」を開発し、目標を思い描き、達成できるのか? 「さまよう女性」が目的を見つける方法とは?

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エグゼクティブブックサマリー

 働く女性に焦点が当てられるようになってからの歴史はまだまだ浅いものです。ですから女性が仕事をどのようにとらえているかということは、男性ほど周知されていませんでした。この書で得ることができるのは、女性が仕事をさまよいながら変える傾向があるという驚きの事実と、さまよわないための意識の持ち方についてです。能力ある女性が適した職に就き、満足して働くことができるように、女性個人だけではなく、企業側で可能な対策についても触れられています。

新世代に活躍する女性たち

 1985年ころから企業の管理職に就き始めた女性は、前世代の女性とは種類の異なる女性です。現代の成績優秀な女性は、自信を持ち、力強く、生き生きしています。彼女たちは企業の中で活動的で、注目を浴びる役割に就く傾向が強いです。人を動かす能力があり、自分の能力に自信があり、伝える必要のある人に対して自分の能力を明示したりあるいは公表したりすることをためらいません。彼女たちは、ただ給与や役職や恩恵が欲しいがために仕事に情熱を注いでいるわけではありません。貢献したいと言う強い願望があるため、情熱を注ぐのです。

 また、自分の人生の中で「もっと多くのもの」を求める気持ちから生まれる使命感を仕事に重ねています。基本的権利の獲得のため闘わなければならなかった革新的な前世代の女性とは違い、現代の女性は自分の意見を述べたり、人生のバランスを保ったり、あるいは頂上に昇るための戦略を立てたりする上で、手助けをほとんど必要としません。彼女たちは、新しい目的を探し求めているのです。

 女性が社会進出を始めたころに比べると、現在の女性はバリバリと仕事をするのではなく、スマートに仕事をこなす印象が強くなったのではないでしょうか。

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