検索
連載

明瞭さと冷静さ、そして勇気を持ってヒートアップした会議をまとめる方法海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点(2/5 ページ)

炎が燃えるような激しい議論を無理やり消そうとしてはいけない。「炎の中に立つための6つの方法」でその熱に対抗しよう。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
エグゼクティブブックサマリー

議論の炎を無理やり消そうとしてはいけない

 グループで作業をする場合(特に会議のリーダーを務める場合)、気が付くと白熱した議論の炎の中にいることがよくあると思います。その炎は、会議の結果が予測不能な場合や多くの事が会議で下される決定にかかっている場合、あるいは議題が難しいまたは簡単に誤解されてしまうようなものである場合、燃え上がりやすくなります。

 また、グループに失敗した経験があって疲弊していたり、チームメンバーが異論を受け入れなかったり、隠れた意図を持っていたり、あるいは性格や考えが大きく異なるメンバーが集められたりした場合、理性的でない感情も噴き出してしまいます。

 そして、リーダーは非友好的な話し合いを抑制し、論争を止めさせようとしてしまいがちです。しかし、もしこのような難しい会議を賢く管理することができれば、意見の相違や混乱、さらには崩壊した状態すら、好ましい変化をもたらす要素になり得るのです。

 心を開き続けることで、チームメンバーが心地よさを覚え、本当に思っていることを安心して共有することができると感じてもらえるような空気を作り出すことができます。衝突や理性のない感情の大きなエネルギーを生産的で革新的な力に変える事のできる、「火消し役」としての自分の役割をまっとうすることに集中することが重要です。

 まずは会議が台無しになる原因から分析しています。誰もが貴重な会議の時間を無駄にしたくないはずですが、ふとしたきっかけで結果が予測不能になったり、決定に時間がかかるといった原因のいくつかを取り上げています。それを理解するとその解決策も見えてくるのではないでしょうか?

Copyright© 2014 エグゼクティブブックサマリー All Rights Reserved.

ページトップに戻る