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全国交通系ICカード相互利用が始まる できること・できないこと(2/2 ページ)
3月23日、全国10種類の交通系ICカードの相互利用が始まる。便利になる相互利用について、注意点などをおさらいしておこう。
注意したいこと
交通系ICカードの相互利用に当たり、念のため覚えておきたいこともある。
- エリアをまたぐ利用はできない(首都圏のPASMOとSuica、九州のSUGOCAとはやかけんの一部除く)
従来の相互利用と同様、基本的にはエリアをまたいだ利用はできない。問題になるのはJRの場合だ。東海道本線は東京〜熱海がSuicaエリアで、熱海から西の函南〜関ヶ原はTOICAエリア。エリアをまたいで利用はできないため、同線で東京から熱海より西に行く場合はSuicaが使えない。横浜からSuicaで乗車し、名古屋駅でSuicaで下車するといったことはできない。
- 電子マネーはPiTaPaだけは他エリアで使えない
- 他エリアで利用する際はオートチャージはされない
- 他エリアの定期券を載せることはできない
細かいことだが、交通機関の利用の場合、適用される規則は利用した鉄道・バス事業者のものになる。一方、電子マネーの場合はどこで利用しようとICカード発行事業者の規則が適用されることになる。
記念カード全国で発売
相互利用スタートを記念し、23日には各地で記念カードが発売される。それぞれ数量限定のため、欲しい人は各社のWebサイトなどでチェックしておこう。
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